20220201

唾棄しめて今夜

 夜中は明日へのインターバルか。久しぶりに陰鬱がおれに、部屋のサイズでのしかかっている。こわいのは自分を守るために誰かをいたずらに呪詛すること。やりたくない。それがたとえどんなに嫌いなやつだとしても。

 台本なんてものを書くにあたり、自分をそこにぶつけそうで怖い時は一旦どうしたらいいのか。ていうかなんだ、台本って。台本なんてものはないに越したことはないんじゃないのか。演劇ならともかく映画に台本というのは絶対的に必要なものじゃないんじゃないのか。おれがうんうん唸りながらああでもないこうでもないと巡らしているものって、要らないものなんじゃないのか。映画の元始に失礼なんじゃないのか。

そんなことないわ。映画の元始に礼を尽くすことないわ。
そんなことないだろう。しかしながら。サレンダーな気持ちでやるしかないのだ。

 とにかく〆切が重なって、サボってるつもりはないんだけど頭の中の断片を繋げる作業がめんどくさい。この作業は創作ではない。作業だ。作業には簡素な冷徹さが要る。バイトみたいにやるのだ。それは必要だ。

 自分を台本にぶつけてはいけない。自分を、というのは「現在の自分の考えを」と言い換えられる。
 未来をやるのだ。現実を記録して過去を観るシステムをとるテクノロジーに未来を込めるのだ。切り取られた四角い画面に、その外側を予感させることをただつづければいいと思う。それが正攻法かどうかではなく、それを続けることだけでいいとすら思う。映画はね。

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