20200331

文化荘文化大賞2019

本年度文化荘文化大賞が以下の通り決定いたしました。


⚪︎大賞

 牧野真莉愛「いつも笑顔で元気です♡」

⚪︎大賞最終候補

 岡田和人「いびつ」

 土屋裕友花「Dream My Name」


⚪︎選考ノミネート作品

 古今亭志ん朝「大工調べ」

 田中千智「走り去る」

 志賀理江子「予感と夢」

 岡田和人「いびつ」

 土屋裕友花「Dream My Name」

 牧野真莉愛「いつも笑顔で元気です♡」

 


選考者:ワンダフルデイズモーニング、静谷静一、志水あみ、あさくらなおき

選考日:2020年3月31日

選考会場:モスバーガー西荻窪北口店


⚪︎選考者コメント:ワンダフルデイズモーニング

「いつも笑顔で元気です♡」を推した。大切な人の死 に対して、悼む言葉や自己の悲しみを吐露せず、ただ相手への敬愛だけを連ねることで、大切な人の”死”ではなく死を迎えた”大切な人”であることが、作為の影なく伝わる文章だった。このようなことを書くことすら本当は憚られる。真心。


⚪︎選考者コメント:静谷静一

「いつも笑顔で元気です♡」が大賞であることに異論はないが、「いつも笑顔で元気です♡」についてのコメントはない。それはネガティブな印象を持っているということではなく、つまりこれは他人による評価のようなものをすべきものではないと思ったのである。言い換えれば「いつも笑顔で元気です♡」ははたして”作品”なのであろうかという疑問がある。それならば、「いびつ」の方が”作品”であることは判然しているように思ったし、感動の質量も申し分なかった。とはいえ、ノミネートされたものから大賞を選ぶことが”選考”であると定義するならば、「いつも笑顔で元気です♡」を大賞に選することに反論をするつもりはない。


⚪︎選考者コメント:志水あみ

「Dream My Name」に少女漫画におけるヌーヴェルヴァーグ、既存の”それらしさ”を破壊する痛快さを覚えたが、それはあくまで”少女漫画”という枠組みを前提にしているのかもしれないという想いから、他二作を押しのけてまで強く推すことにためらいが生まれてしまった。「いつも笑顔で元気です♡」も同様の懸念はあったが、それを覆すほどの強い感動を覚えた。その感動は大賞とするにふさわしいと思います。


⚪︎選考者コメント:あさくらなおき

「大工調べ」がマジすごかった。「Dream My Name」笑ったからそれでいいんじゃないかと思ったけどそういうことでもないっぽい。