20130223

夢(電車、女、海が見える)

夢の中で。

知らん女と。
「ZEGEN VS UNDERCOVER」を片耳イヤホンで聴きながら電車に乗っている。昼間の電車には俺たち以外に全然人がいなくって、となりの女が向井に合わせて「バリヤバイ!」と言う。とてもつまらなさそうである。
無気力に「バリヤバイ!」を繰り返す女を、俺は邪魔だと思っていない。

電車はトンネルに入り、トンネルを抜けて、窓の向こうに海が見えた。
女の方をふと見ると、彼女は海には目もくれずに後頭部を窓にこつんこつんとぶつけている。

電車は海を外周するように線路を走り続けている。
だからいつまでも海にたどり着かない。

20130213

あれからどのくらい

ひと月前お友達と喋ってて、話の流れですごく遠い冬の日の話をして、すごく遠い冬の日の事を思い出した。2月11日のことだ。よくそんなことを憶えているものだ。

朝の6時とかそんくらい、すごく早くに起きて、父さんに車で中央林間まで送ってもらった。
中央林間から田園都市線各停に乗って市が尾まで行った。やまだないとの「ハルヒマヒネマ」を読んでいた。待ち合わせた市が尾の駅で一旦降りて、また田園都市線に乗った。雨とも雪ともつかないものが降っていた。
田園都市線で渋谷まで行って、山の手線に乗り換えて池袋まで行った。そういえばあの日が生まれてはじめて池袋に行った日だ。
池袋から歩いた。雨とも雪ともつかないものは未だ降っていた。
歩いて、らっきょう大学に着いた。この日はらっきょう大学の入学試験実施日だった。
もっと人がわらわらいるのかと思っていたけどそれほどではなく、何かを得たと言えるほどの体験ではないですなとか思いながらも、人の群れを見ていた。
そんな時間にも飽きたけど、時間はまだ8時とかで諸々のお店は開店前だった。それでも池袋の駅構内にあるパン屋さんが開いていて、パンをふたつ食べた。長いあいだそこにいた気がする。雪がやむまで僕たちはずっとそこにいた。

目を閉じれば曇天はまぶたの裏にまだ見える。
雨とも雪ともつかない白いものは、山の手線の走るスピードで車窓の向こうに降り続いている。