20110421

夢(他人の淫夢)


神奈川ローカル線、相模鉄道線に乗って、ひじょうにグラマラスゥなバディを持った、しかし顔はそんなでもないお姉さんといかがわしい雰囲気になっていた。

相模鉄道はトンネルを抜けて、季節は秋かな、窓の外に白い空、白い空気、少し黄色い、白い雰囲気がのさばっていた。
すこぅしだけ傾いた日差しが窓からオレらを照らしている。まるで二人の関係をあばこうとしてるみたいな感じで。白日の元に曝そうとしているみたいな感じで。
顔の半分が日に染まって白くトんだ彼女は僕を見て、笑っているかのような、だけどもアンニュイな表情をした。僕はなんだかとても興奮した。

海老名駅について、腕を絡ませもせず、手を繋ぎもせず、しかし離れない二人。お姉さんとオレ。雰囲気は甘く、紫色。
お姉さんが「回廊」に行きたいと言う。ラブホテルの名前。行ったことはないけど、見たことある!

いやらしい顔でオレは笑った。
笑って、「回廊」へ歩きだした。二人、頭ん中が完全にケモノだ。

歩いていると、道のわきに、オレの保育園時代の友達のハラダユウカが立っていた。
「あ、久しぶり」
「あ、久しぶり。その人誰?」
ハラダユウカにそう聞かれ、何故かオレはとても動揺した。恋人とか言えばいいもんなんだけど、何故かそう言ってはいけないと思った。思って、とっさに
「あ、コレおれの母さん」
と凄まじい、猛烈な、嘘をついた。するとお姉さんの顔が僕の母に見えてきた。急に、似だした。
「あ、そうなんだーこんにちはー」
とハラダは言った。言いながら、お姉さんに近づいてきた。
お姉さんとハラダが仲良さそうにおしゃべりするのを見ながらオレは
「はやくホテルに行ってブチ込みたいのに馬鹿野郎め」と、ゲスい事を考えた。

気づくと、ハラダはお姉さんに絡みついていた。ほっべたを舐め、胸をまさぐり、股間を指で叩いていた。とんとん。
オレは泣きそうになりながらお姉さんに
「はやく回廊に行こうよー」
と言ったが、ハラダがお姉さんを話さない。
なんだかお姉さんも徐々に性感しているようにも見えてきた。
情けないような、悔しいような気持ちになった僕は、しかしどうすることもできず、ずっと立っていた。

急に母に似たお姉さんが昔の友達しかも女、に犯されている風景を見ながら、オレはそこにずっとずーっと立っていた。
一瞬、だらしなく紅葉した木々が二人を包んでくように見えた。

そうして、ずっとずーっと立っていた。
けっきょくやれないまま、目がさめた。